【スタッフインタビュー No.3】りかちょ vol.1(1/3)
石川梨香
ニックネーム:りかちょ
25歳。2017年3月オープン当初より勤務。元ダンサー。経歴はここには書ききれないくらい色々あるので割愛。赤羽SHISHA de TREEの常連客であったが、気がつけばAnd Uで働いていた。フレーバーへの愛が止まらず、シーシャを立てている最中に「大丈夫、お前はもっとできる!」と唱えているとかいないとか。女性客からの支持率が高く、「りかちょさんに会いにきました!」という声をよく聞く。花系のフレーバー・ミックスを好む。あと、地味に、英語で接客できる。
(聞き手・文:オザケン)
この空間を支える仲間でいたかった。
だから、このお店で働く道を選んだ。
オザケン:シーシャとの出会いはいつ?
りかちょ:赤羽のSHISHA de TREEで吸ったのが初めて。昔のバイト先で見かけたことはあったんだけどね。シーシャ、っていう存在は知らなかった。仕事帰りに、満員電車で押し流されて赤羽で降りちゃったことがあったのね。初めて降り立つ駅だったんだけど、なんか悔しくて、「は?あたし自分から降りたんだし」くらいの気持ちで一番街を進んでいったの。そしたら、シーシェイドの方に曲がる角のところでビビッと直感が働いて、「わ、この店はヤバイぞ。なんかあるぞ」と思って、お店に入って行ったのが最初(笑)。
オザケン:すごい始まり方だね。
りかちょ:看板見て、コーヒーいくら、ドリンクいくら、で、シーシャが1300円とかで。「なんかすごい高いのある!」って興奮しちゃって。その時は、すごく特別な、高いお酒を置いてるのかなー、くらいの感覚で、シーシャを吸いに入ったわけじゃなかったかな。
オザケン:シーシェイドツリーはどうだった?
りかちょ:自分の居場所ってどこなんだろう、って少し悩んでいた時期でもあったんだけど、「ホームあるじゃん!」って思った(笑)。家族みたいな関係、空間で。このコミュニティは素敵だなあ、最高だなあ、って、最初から思ってた。
オザケン:じゃあ、シーシャ屋、というかAnd Uで働くことになったきっかけは……
りかちょ:そうだね。シーシャ屋さんになりたかった、ってわけじゃないかな。この空間の仲間の一人でありたい、って強く思ってたら、次は「ここで働きたい」って思った。
オザケン;すごくシンプルだね。
りかちょ:そう、シンプル。シーシャが動機じゃないんだよね。もちろん、シーシャは大好きだし、美味しいシーシャを作り続けていたい!とは思うけど。どちらかというとこの空間を支える人でありたい、って感じかな、私の場合は。
オザケン:シーシャの魅力ってなんだと思う?
りかちょ:今さ、みんなしんどいこと多いじゃん。疲れがたまりがちだと思うのね。で、シーシャって、すごく美味しいでしょ。座って、ゆっくりしなきゃいけない状態に強制的にさせられて、美味しい煙を吐く……。最高じゃない?(笑)この時間の過ごし方が、今の日本人に響いてるんじゃないかな、って思う。
オザケン:やりがいを感じる時はどんな時?
りかちょ:ありがたいことに、会いに来てくれるお客さんがすごく多くて。最初ドアを開けた時はげっそりしていたような人が、帰りに「りかちょに会って元気になったよ」なんて言ってくれる人がいるわけ。「イエイ!!」ってしたくなっちゃうくらい嬉しいよね、そういう時は。かっこつけてるから、言わないけど(笑)。直接的に褒められなくても、お客さん同士のやり取りとか、スタッフと楽しそうに会話している時とか、ピースな感じ、素敵な空気感がお店を包んでる時にやりがいを感じるかな。
オザケン:じゃあ、お店に立っていて好きな瞬間は?
りかちょ:すごくお店が混んでいる時に、頭回して、ちゃんとやりきった時かな。ホットコーヒーの香り、ココアの泡立ち、シーシャの味、煙、全部完璧。満卓フィーバー乗り切った。みたいな(笑)。そういう瞬間は、自分を好きになれるから、すごく好き。
オザケン:どんなシーシャ作りが得意?
りかちょ:私の場合は味とかじゃなくて、吸う人のコンディションに合わせて作り方とかミックスを調整するようにしているのね。気づかれないことがほとんどだけど、「今日も美味しい」って返してもらえるのが、最高の褒め言葉。
オザケン:どんな工夫をしてる?
りかちょ:ちゃんとお客さんを観察して、それに合わせていく、っていうすごくシンプルなこと。初めてのお客さんであっても同じで、椅子の選び方、挨拶の仕方、服装、何を飲むか、そういう細かいところから、その人のパーソナリティを推察する。今どんな状態に置かれてるのかを考えて、接客の仕方はもちろん、提供するシーシャの味を考えていく、って感じかな。
(vol.2に続く)
間違いないスタッフが4人いる。それがAnd U、一番の強みだと思う。
彼女の考える、And Uの魅力。
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