【スタッフインタビュー No.4】俊平 vol.2(2/3)
大杉 俊平(おおすぎ しゅんぺい)
ニックネーム:しゅん君、シュンペータ、ペーちゃん、など
28歳。2014年12月より、赤羽SHISHA de TREEオーナーを務める。2017年3月より2号店に当たる上野And Uオーナーとなり、現在は両店の店長を兼ねる。新卒入社した建築系の会社を脱サラし、鎌倉の老舗喫茶店で働く。その後、友人とSHISHA de TREEを共同経営で立ち上げる。シーシャを構造的・体系的に分析する理論派だが、普段の言動はあまりに支離滅裂。上品な接客に覗かせる狂気に、馴染み始めのお客さんは困惑すること多々。赤羽で忙しくなると、たまに人を殺しそうな目をしてシーシャを作っている時がある。おかわりをお願いするときは勇気を出そう。
(聞き手・文:オザケン)
あなたと一緒に作るシーシャ。
あなたと一緒に歩む店。
オザケン:なんで2号店を上野に決めたの?
俊平:当時(2017年春)の時点で、渋谷新宿池袋はじめ、大きな駅にはシーシャ屋は既にたくさん出店していて、その中で、これからのことを考えてターミナル駅を押さえておきたかった、というマーケティング的な理由は一番大きいかな。あとは、海外からの観光客の出入りが多い街だから、シーシャとの相性もいいと思ったし、需要はあると思ったんだよね。実際、海外からのお客さんは少なくない。
オザケン:上野ってどんな街?
俊平:地元の人は少ないよね。赤羽との大きな違いだと思う。目的意識を持って来てる人が多い印象かな。赤羽は結構、地元の人か、飲みに来た人か、わかりやすいんだけど、上野の方が属性分布はバラバラだと思うな。でも、いわゆる赤提灯的なお店から、おしゃれなお店から、映画に観光スポット、幅広くて面白い街だよね。
オザケン:And Uのコンセプトは?
俊平:赤羽が狭くて、賑やかで、っていうお店だったから、もう少し広くて、ラウンジっぽいお店を作りたかったんだよね。コンセプトらしいコンセプトは、その一点かな。
オザケン:And Uの名前にはどんな想いを込めてるの?
俊平:まず、上野のUだよね(笑)。シーシャ、とかはもういいかなって思った。入れたくなかったんだよね。シーシャの文字を見て、シーシャ好きな人が来るのは当たり前じゃん?シーシャ屋さんって思われなくてよかったし、今でもそれでいいと思ってる。あとは、「あなた」のYOU。シーシャって、極論一人で吸うものだけど、シーシャを作ったり調整するのは店員で、ある意味一緒に育てていくものだと思うんだよね。そういう意味もあって、And Youって意味を込めたかな。
オザケン;他のお店と比べた時に、ここは違うぞ、と自負していることってある?
俊平:よく言われるけど、綺麗なシーシャ屋さん、ってことかな。シーシャとか、喫茶店とか、そういう垣根を越えて、純粋にラグジュアリーだと感じてもらえる空間にしたかった。同時に、敷居も少し高くなってるとは思うけどね。いい意味で。だから、客層とか、お客さんの振る舞い、過ごし方は、赤羽と全然違うし、多分他のシーシャ屋さんと比べても、違うんじゃないかな。
オザケン:これからどんなお店にしていきたい?
俊平;今までこんなシーシャ屋さんなかったねー、って言ってもらえるお店を続けていきたいよね。既に、一つの到達点までは来てると思うから、これをいかに崩さず、続けて、盛り上げていくかだよね。
オザケン:嬉しいお客さんっている?
俊平:他のシーシャ屋さんにも通ってるようなお客さんが、ウチを愛用してくれるのは嬉しいよね。あとは、シーシャは吸ったことあるけど、いい印象を持ってないお客さんが、ウチに通うようになってシーシャを好きになってくれた、ってケースがあって。それはもう、シーシャ屋冥利に尽きるかな。
オザケン:赤羽も上野も、お客さんとの距離はすごく近いよね。
俊平:そうだね。お客さんとお店、という関係の垣根を越えて、お付き合いができるのは、すごく嬉しいことかな。これからも、そういう人間対人間の関わり方を続けていけたらと思うよ。
(vol.3に続く)
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